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IHクッキングヒーター(あいえいちくっきんぐひーたー)

カテゴリ:不動産用語集
IHクッキングヒーター(あいえいちくっきんぐひーたー)
 IHとはInduction Heaterの頭文字をとったもので、電磁誘導加熱という意味である。磁力発生用コイルより発生した磁力線が金属製の鍋を通るとき、鍋底にうず電流が生じる。このうず電流が上に置いた鍋の底面そのものを発熱させる。鍋が直接加熱装置になるため、熱効率は非常に高い。

 このような原理により鍋底全体を直接加熱するので、周囲の空気へ熱が逃げにくく、熱効率が非常に高いという特長がある。安定した加熱管理制御を得意とするため、煮物やスープなどの液体加熱に適している。また、燃焼式ではないため、室内の空気を汚さないなどのメリットもある。

 反面、使用できる鍋釜の種類(材質や形状)に制限があり、一部の鍋・釜・フライパンでは調理に支障をきたす事もある。さらに、電磁誘導による加熱原理上、フライパン返しの際はフライパンが冷めてしまい調理ムラを生じやすい。

 IHクッキングヒーターを使用するには、家庭内の分電盤において、IHクッキングヒーターだけに使用する200ボルトの専用回路を設置する必要がある。
 
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